こんにちは、瀬川陣市です。第1回に引き続き、今回は「ブログで写真を魅せるには」についてお話ししましょう。
ブログで効果的に魅せる写真にするには、どこにポイントをおけばよいか、そんなことのヒントになる部分をご紹介したいと思います。難しい写真の知識がなくても応用してもらえるように説明しますので、気軽に読んでみてください。
ポイントは大きく見せて主張しよう
ブログの内容に出来るだけ合った写真を撮るようにしてみようということを前回お話ししました。
さらに、その記事内で写真を魅せるということに今回は着目してみましょう。
ブログ記事では、文中にポイントになる事柄があります。そのポイントに合わせて撮った写真を載せることになりますが、その写真も撮り方によって読み手に与えるインパクトが異なります。
例えば、記事にこんな文章があったとしましょう。
この文章に次のような写真が添えられていたとしたらいかがでしょうか。
コスモスの咲いているところを広く写した写真。
コスモスがたくさん咲き乱れていることはわかる写真ですが、花自体のディテールについては、この写真からはあまりよくわかりませんね。
では、同じ文章で次のような写真だったらいかがですか。
コスモスの花をアップで撮った、寄りの写真。記事に合わせてみるとどんな印象ですか。
花の大きなアップの写真。ディテールも文章と合わせて見て取ることができます。
また、読み手に与えるインパクトも大きくなります。花だけではなく、背後に花が咲いている部分も見えているので、この記事の内容すべての情報量を網羅していることになります。
この二枚の写真の撮り方の違いは、引きと寄りの違いによるもの。引きの写真は全体の状況を伝えるには有効です。しかし、ディテールを見せるには向かないアプローチ方法。
反対に寄りの撮り方だと、ディテールを見せることが出来るとともにインパンク感も与えることができる写真になります。
要は使い分けなのですが、ブログのように、どこかに焦点を置いて書かれる記事にはそのポイントを見せる、寄りの撮り方の写真のほうが、そのブログを一見してなにについて書かれているのかがわかるので有効な場合が多いかもしれません。
寄りの撮り方としては、レンズを被写体に近づける、もしくはズームレンズで寄るという方法でOKです。ちょっとした撮り方を意識しているかどうかでブログの内容に合った魅せる写真にすることができるのです。
撮り方によって主題が変わります
引きと寄り、これを意識して撮影すると同じ場所で同じものでも、主題を変えた写真が撮れるようになります。「写真の主題」というと難しそうですが、言葉を変えれば、テーマとも言えます。どんな写真も主題があります。
例題でその違いを見てみましょう。
カフェで出てくるコーヒーをトレイのまま撮った写真。
カフェでオーダーしたコーヒーの写真。まずオーソドックスにカップ全体がトレーに乗っていて、ホイップクリーム用のスプーンも見えます。この写真から伝わるのは、ここのカフェで出されるコーヒーカップやスタイルなど。
「○○でのコーヒーは厚手のカップで出されて飲みやすいです」というようなキャプションには合いそうです。
それでは、次の写真はいかがですか。
今度は少し引いて背景にカフェ店内の様子を入れてみました。撮り方を変えると、写真の主題が変化していきます。
同じコーヒーでもこの写真にとなると主題が変わります。背景に写る店内のテーブルや椅子などから主題は「コーヒーとカフェ店内の様子」になります。第1回でお話しした写真に盛り込む情報量が変化することで主題も変わるということです。
もし、コーヒー自体にポイントを置きたいのなら、どう撮ったらいいでしょうか?
コーヒー自体のアップの写真です。この3枚のうちでは最も寄りの写真となります。
そうですね、このようにホイップクリームの乗ったおいしそうなアップの写真であれば、このコーヒー自体にポイントがきます。これは先ほど解説した、寄りの写真です。
このように同じ場所で写真を撮るにも、なにを主題にするかによって撮り方を変えるとそれに合った写真になるわけです。
色で魅せる方法もあります
最後に色で魅せるというポイントをご紹介しましょう。
昔懐かしいおはじきの写真です。まずは、このような写真を撮ってみました。
どのような印象をこの写真から受けますか。
おはじきの写真。この写真に色合いからどんな印象が伝わりますか。
写真自体は、おはじきが写っているだけなので、いいも悪いも感想はないでしょう。
でも、色にこだわる方ならきっとこの写真から「赤がほしいな」と感じるかもしれません。
確かに、この写真のおはじきは寒色系が中心で、少し赤味が欠けています。
では、この写真ではいかがですか。
少し違う色のおはじきを入れてみました。印象はどんな感じに変わりましたか。
中心に赤色のおはじきを入れたことで、パッと明るくなった感じがしませんか。
青色などの寒色系がほとんどなので、少しの赤がとても生きて見えてくるのです。
これをいろんな撮り方に応用ができます。
例えば、サラダなどの写真を撮るときに青系の野菜が中心で盛られていて、そのまま撮ればキャベツやレタスしか見えない写真になる場合。
サラダの中に赤と黄色のパプリカを刻んだものがあれば、撮影する前にそのパプリカの刻みを写真が写る部分にいくつか添えてあげるようにします。そうすると、上のおはじきの写真のように青系だけでまとめた写真よりグッとメリハリが効いた写真になるはずです。
このように魅せる写真を作るのに、色というポイントがあることも覚えておくと応用が出来ると思います。
では、今回のポイントをまとめておきましょう。
【今回のポイントはココ!】
・ブログの記事のポイントとなる部分を大きく写した写真を撮ると使いやすい
・引きと寄りを意識して撮影する
・同じ場所で同じものを撮っても、撮り方で写真の持つ意味合いが変化する
・色でアクセントをつけることで、写真にメリハリが付く
では、次回は、「接写に強くなろう」についてお届けする予定です。どうぞお楽しみに。
写真・テキスト 瀬川陣市
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■サイバーショット「DSC-T200」
■サイバーショット「DSC-T70」